朝乃山が2度降格したのはなぜ?不祥事とは引退の可能性は?

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大関まで上り詰めた名力士・朝乃山は、なぜ“二度の降格”という窮地に立たされることになったのか——。

その窮地から這い上がり、どこまで目指せるのか?

そして現在31歳の力士の引退の可能性について・・・

本記事では、不祥事、重傷、現在の番付、そして引退の可能性に至るまで、朝乃山の今をお届けします

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朝乃山英樹:不祥事による“1回目の降格”

朝乃山英樹さんがが降格となる不祥事を起こしたのは2020年~2021年のコロナ禍の事でした。

背景 – コロナ禍の“外出禁止”違反

2020年〜21年のコロナ禍で、相撲協会は厳格な「外出禁止」ルールを定めていて、力士には不要不急の外出自粛が義務付けられていました。

その中で、当時大関だった朝乃山は、1月初場所前・3月春場所前・5月夏場所前の外出禁止期間中に、キャバクラなどに合計10回出入りし、さらに11月場所前には会食も行っていたことが発覚しました

引用:スポーツ報知

虚偽報告と証拠隠滅

外出発覚後、協会の聞き取り調査に対し「整体治療に行った」と虚偽報告

さらに、同行していた記者とのLINEメッセージを削除するなど、隠蔽工作まで行っており、調査時に虚偽説明したことが問題視されました

相撲協会の重い厳罰と判断

2021年6月11日の臨時理事会で、協会のコンプライアンス委員会は以下の処分を決定しました 。

その内容は非常に重く

  • 6場所の出場停止(約1年)
  • 給与50%減額(6カ月)
  • 大関剥奪(番付から完全に除外される形)
  • 提出されていた引退届は保留(再犯などがあれば受理する懸念あり)

といったものでした

出場停止処分に伴い朝乃山は番付を“完全に失格”し、最下位に近い三段目(Sandanme)に降格

これは元大関には極めて異例の処遇となりました

この決定に相撲ファンも、当時は自粛生活を何よりも重要視していた事もあり、残念としつつも当然と受け止めるファンも多くいました

虚偽報告は、朝乃山の師匠・高砂親方への裏切り行為でもあり、模範となるべき大関が決して行ってはいけない行為でもありました。

出場停止中に起きた朝乃山のもう一つの後悔

朝乃山の出場停止期間中の事、朝乃山の父親の石橋靖さん(享年64)が亡くなってしまいました。

息子の土俵復帰を願い、息子の行動の謝罪に回っていた中での死去に、朝乃山も大きな後悔を抱いたに違いありません。

朝乃山は、それまでしこ名を【朝乃山英樹】としていました。

【英樹】という名は、朝乃山が母校の富山商高相撲部の顧問を務めていた浦山秀樹さんから頂いたものです。

浦山秀樹さんは平成29年1月に40歳という若さで亡くなってしまい、朝乃山は相撲の基礎をたたき込んでくれた恩師への感謝を込め【英樹】というしこ名で大関まで駆け上がりました

しかし、出場停止からの復帰後、名古屋場所からしこ名を本名の【朝乃山広暉】へと改めました。

【広暉】は亡くなった父・靖さんが『心の広い人間になってほしい、人と同じではなく、違ったことが成るように(暉は名前にはあまり使われない文字だから)』という思いを願い【広暉】と名付けたそうです

息子の復帰を強く願いつつも、見届けられなかった父・靖さんの無念を胸に刻みしこ名を朝乃山からの申し出で変更しました。

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朝乃山:怪我による“2回目の降格”

2024年7月17日、名古屋場所の4日目、東前頭12枚目だった朝乃山は一山本との対戦で不意に左膝を痛め、立ち上がれず車椅子で退場する事態になりました。

後にMRI検査の結果、左膝前十字靱帯(ACL)断裂、内側側副靱帯損傷、大腿骨挫傷と診断されました

朝乃山:長期離脱と手術へ

負傷直後から休場を決断。名古屋場所5日目以降は姿を消し、7月30日に都内病院で手術を受けています。

2週間余りの入院生活の後、8月の後半には軽快な足取りで歩いて見せましたが、復帰できる目安は「8カ月から1年」と医師から診断されていました。

引用:日刊スポーツ

30歳での大けが・・・さすがに「引退」も考えていたようです

しかし、師匠である高砂親方が「本人が一番悔しい。しっかり復活させたい」と、復帰を強く後押しし、怪我と向き合いながら、自身の覚悟と周囲の支えが合わさり、朝乃山は再び土俵を目指しました

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2度の降格からの十両昇進圏内へ

2021年6月の処分で、朝乃山は大関を剥奪され、三段目まで番付降格の厳しい処分を受けます

引用:スモウ好きっス宣言!

相撲の世界では給料が出るのは十両からとされ、大関だった朝乃山が給料の出ない幕下よりも下の三段目まで降格となるのは、とても厳しい処分だった事が分かります。

その後、2024年の怪我による降格では、幕下41枚目まで落ちてしまいました。

2度の大きな降格を経験しつつも、朝乃山は2025年5月には十両昇進圏内まで復活します

📊 番付の推移(2022〜2025年)

2021年6月:大関剥奪 → 三段目に降格(処分)
2022年7月:西三段目22枚目から復帰
→ 三段目優勝 → 幕下 → 十両 → 幕内復帰(2023年5月)
2024年7月:ACL断裂 → 全休 → 幕下へ降格(自動)
2025年3月:三段目21枚目 → 7戦全勝 → 3段目優勝
2025年5月:西幕下14枚目に復帰 → 十両昇進圏内

大関で三段目まで落ちるケースは非常にまれですが、朝乃山は不祥事と怪我という2つの大きな挫折を経験しながらも、一歩ずつ着実に階段を登ってきました

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今後と“引退の可能性”

朝乃山は現在31歳。

出場停止やケガにより、引退も考えたと言います

しかし、復帰し好スタートを切った今年齢や自身の身体の事も考え引退の可能性はあるのでしょうか

🎯 年齢と力士の引退傾向

  • 関取経験者(幕内〜十両)の平均引退年齢は約31.5歳とされており、元幕内力士はこのラインを境に引退を意識し始めることが多いです
  • 一方、幕下以下での平均引退年齢は20代前半〜中盤(約23〜25歳)。幕内経験者に比べ、引退も早くなる傾向にあります。

→ 朝乃山は年齢的に“引退を考える節目”ですが、現役継続の余地が十分ある時期でもあります。

📈 現在の成績と復帰のフェーズ

日本相撲協会のデータによると(2025年5月現在)

  • 通算戦績:367勝182敗156休。幕内では244勝153敗98休
  • 2025年春場所(3月):西三段目21枚目から出場、7戦全勝で三段目優勝
  • 2025年夏場所(5月):幕下に昇格し、西幕下14枚目。6勝1敗と十両復帰圏内の好スタート

🧩 引退か復帰か?判断ポイント

判断軸状況と展望
年齢31歳で平均引退年齢に近いが、経験と地力は依然健在
身体状態大怪我(ACL断裂)から回復しつつあり、今後も慎重なケアが必要
成績幕下で優勝・勝ち越し。十両/幕内復帰への明確な目標が見えている
モチベーション「ケガで去りたくない」と本人が強く復帰を望む姿勢が継続中

✅ 総合考察:

  • 年齢的には「今が踏ん張りどき」の時期ですが、まだ若く、経験も豊富。
  • 成績面では再挑戦のチャンスあり。実際に幕下14枚目から関取圏へのリーチに達しています。
  • 引退よりも再昇進の可能性の方が高い状態。ただし、次の数場所で勝ち越せなければ“見極め期”に突入するでしょう。

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まとめ

朝乃山は大関にまで昇進した実力者でありながら、ロナ禍の無断外出・虚偽報告という不祥事で大関を剥奪され、三段目まで番付が降格されました。

その後、真摯な反省のもと三段目から再出発し幕下・十両・幕内へと再昇進を果たす復活劇を演じましたが、2024年7月に左膝前十字靱帯ACL断裂という重傷を負い、2度目の降格となりました。

しかし怪我・手術を乗り越え再び復帰し、関取復帰圏内という所まで登ってきました

現在31歳という年齢は関取経験者にとって平均的な引退年齢(約31.5歳)と重なるものの、成績や復帰意欲、身体の回復状態、そして本人の強いモチベーションなどを総合すると、今すぐの引退よりも「再昇進」を目指す可能性の方が遥かに高く、むしろ「数場所以内の十両・幕内復帰」が現実的な目標となっています。

何度も復活劇を見せる朝乃山の活躍がとても楽しみです

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