人気K-POPグループENHYPENのメンバー、ソンフンによる「jap」発言が「人種差別的ではないか」とSNS上で大きな波紋を呼んでいます。
さらに、公開された謝罪文に日本への具体的な言及がなかったことも、不満の声を増幅させています。
ENHYPENはこれまで日本でも精力的に活動してきた経緯があるだけに、多くのファンが落胆や困惑を隠せない状況です。
この問題は、単なる一言の問題にとどまらず、なぜか日本批判をする海外ファンまで出始め、ファンを辞める日本人まで出始めています。
この記事では、発言の詳細から各方面の反応、事務所の対応までを整理し、何が問題視されているのかを詳しく解説します。
ENHYPENソンフン「jap」と発言し大炎上、謝罪文でも日本への配慮ない?
ENHYPENのソンフンがライブ配信中に「jap」と発言し、その後の説明文でも日本への配慮が感じられなかったことが、炎上の大きな要因となっています。
問題の発言が起きたのは、2025年6月にENHYPENが公式ファンコミュニティアプリ「Weverse」で開催したリスニングパーティー中のチャット内でした。
ソンフンは「Good job」と入力しようとしたものの、誤って「Good jap」と投稿。その直後に投稿は削除されましたが、発言の内容はスクリーンショットや動画として拡散されました。

ソンフンは謝罪するも日本への配慮なしと問題拡大
さらに問題が拡大したのは、ソンフンが炎上後に発表した説明文の内容でした。
2025年7月7日、ソンフンは自身のX(旧Twitter)アカウントに「英語のスペルを間違えただけで、何の意図もなかった」と投稿しましたが、「jap」という言葉の差別性に触れることはなく、日本のファンに対する謝罪の言葉も含まれていませんでした。
ガチで拡散してよこれソンフン全然謝罪してないんだけど
— いら⚡️ (@sijin_is_turai) July 7, 2025
「僕は悪くないと思うけど誤解されてるみたいだから釈明するね!みんな心配させちゃったね💦」みたいな文面でしょ?心配じゃねえからコレ
擁護してる日本人以外のengineキモすぎ
#ENHYPEN pic.twitter.com/Qx8DQkuSSj
韓国語で書かれ、多くの日本人は翻訳機能を使って意味を理解するので、実際のソンフンの思いとは違った意味で日本人に伝わってしまった可能性はあります。
しかし、この説明に対して、「差別用語であることの理解がない」「日本人に対する誠意が感じられない」といった批判が殺到。
ENHYPENはこれまで日本での活動が活発だったこともあり、ファンからの落胆の声は非常に大きなものとなりました。
「単なるスペルミス」と擁護するファンもいる一方で、「公の場での発言である以上、責任を持つべき」とする意見も多数見られ、コラボ中の日本企業への問い合わせや抗議も発生しています。
ENHYPENメンバーの反応はどうだった?
ソンフンが発言した直後、ジョンウォン、ヒスン、ジェイ、ジェイク、ニキら他のメンバーが笑いながら「jap」と繰り返す態度を取り、問題をさらに拡大させました。
多数のメンバーが発言を面白がって連呼したことで、グループとしての自覚や責任感を欠いていると批判されました。
ENHYPENは日本での活動も頻繁に行っていて、日本の納豆を海外に紹介していたり、一生懸命日本語を話そうとしている姿が印象的なソンフンなだけに、反日の疑いがかかってしまったことは、残念でしかたありません。
事務所(HYBEまたは所属元のBELIFT LAB)からは、今回の「jap」発言に関してソンフンへ直接言及する公式コメントは確認できません。
ソンフンの「jap」発言、韓国・海外ファンの反応は?
海外の英語圏ファンでは「jap」が歴史的な差別用語であると理解している層が多数おり、「意図がないとはいえ免罪符にならない」「正式な謝罪が必要」と強く指摘する意見が目立っています。
特に、ソンフンが謝罪文で「スペルミス」を強調する一方で責任や配慮の言及がなかった点に対し「グローバルアーティストとして軽視している」と失望の声が多数寄せられています
一方、韓国国内や他のアジア地域の一部ファンは「スペルの入力ミスであり、差別意図は感じられない」と擁護傾向を示しています。
また、ソンフンが英語に不慣れである点を理解する声もあります
一方で、一部熱心な海外ファンは日本のYouTubeチャンネル「サランピTV」が謝罪を求める趣旨で投稿した動画に対し、海外ファンが大量のGoogleに対し通報を行ったと見られています。
その結果、YouTubeから警告があり、予定していたソンフンの件に関しての動画の公開停止に至ったとの情報があります。
海外勢の間では「日本人が騒ぎすぎ」と捉える声も存在しているようです
HYBEは日本人差別をする事務所なのか?
HYBEが日本人差別を目的としている事務所であるという証拠や根拠は現時点では一切ありません。
しかし、過去にはENHYPENのグッズとして2021年に発売された「ENHYPEN Fanmeeting [EN‑CONNECT]」のDVDセットの特典としてつくられたグッズの1つに、日本列島が欠けた世界地図のグッズを制作していました

ENHYPENは日本国籍のメンバー・ニキが所属しているにもかかわらず、日本がないデザインが大きな波紋を呼びました
BELIFT LABおよびHYBE360は即座に謝罪文を公開し、「使用した地図はストック画像で、日本の存在に気づかないままデザインに採用してしまった」と説明しました。
このように、HYBEには反日と受け取れるような出来事があったのも事実です。
しかし、HYBEは日本市場に対し積極的に投資・展開を続けています。
Hybe Japanという現地子会社も存在し、&Teamなど日本市場向けのグループを誕生させ、日本支社を通じてライブ・出版事業などを拡張中です。
「HYBEが日本人差別を行っている」という主張は現時点では根拠に乏しく、個別の不祥事や誤対応と混同しない視点が重要です。
とはいえ、今後の国際的な活動では文化・歴史的な背景も慎重に対応していかなければいけません。
まとめ
今回の「jap」発言騒動はENHYPENソンフンが個人的チャットで誤入力した言葉が発端であり、事務所が組織的差別を意図していたわけではありません。
HYBEは日本や日本人に敵意を抱いていると示したことがありません。
日本市場に対して非常に積極的に展開を続けています。
ソンフンのスペル間違いが、ファン同士の対立にまで事が大きくなり
日本人が攻撃されているのは、とても残念です。
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