鈴木俊貴さんのプロフィールまとめ!鳥の言葉を研究する動物言語学者とは

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「鳥の言葉がわかる教授」として 徹子の部屋 にも出演し注目を集めている、東京大学先端科学技術研究センターで准教授を務める、動物言語学者の鈴木俊貴(すずき としたか)さん。

シジュウカラなどの鳥を対象に、「鳴き声に“文法”があるのか」を研究する鈴木さんは、
動物の世界に“言葉”が存在することを証明しようとする第一人者。

そのユニークな研究内容や経歴、人柄までを、この記事ではわかりやすく紹介します。

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鈴木俊貴さんのプロフィール

出展:進学情報誌さぴあ

鈴木俊貴(すずき としたか)さんは、東京大学先端科学技術研究センターの准教授として活躍する、動物言語学者です。

1983年に東京都で生まれ、現在は「動物にも“言葉”があるのか?」という問いに挑み続けています。

専門は動物言語学動物行動学

特に、身近な野鳥であるシジュウカラ科の鳥を研究対象としています。

また、研究室ではフィールドワークにも力を入れており、自然の中での観察や録音を通じて、
鳥たちがどのように仲間と情報を伝え合っているのかを分析しています。

科学的な視点だけでなく“動物たちの声を人間の言葉で理解しようとするユニークさ”も、鈴木さんの魅力のひとつです。

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東大で何を研究しているの?

鈴木俊貴さんが東京大学で取り組んでいるのは、「動物の言葉」を科学的に解き明かす研究です。

鳥や動物の“声”や“しぐさ”を細かく観察・分析し、そこにどんな意味やルール(文法)があるのかを調べています。

出展:J-POWER

特に注目されているのが、シジュウカラという小さな野鳥を使った実験です。

シジュウカラは「ピーツピ」「ヂヂヂヂ」「ジャージャー」など、数十種類の鳴き声を使い分ける鳥。

鈴木さんの研究では、これらの鳴き声が「危険を知らせる」「仲間を呼ぶ」など、
“単語”のような意味を持ち、それを組み合わせて“文”として使っている可能性があることがわかってきました。

出展:J-POWER

この実験結果は、「鳥にも文法のような仕組みが存在するかもしれない」という
世界的にも画期的な発見として注目を集めました。

さらに、鈴木さんは鳥だけでなく、他の動物との比較研究も進めています。
動物たちがどうやって仲間と意思を伝え合っているのかを調べることで、
「言葉の進化」や「人間だけが言語を持つ理由」に迫ろうとしているのです。

このように、鈴木俊貴さんの研究は「鳥の鳴き声を調べる」ことにとどまらず、
“言葉とは何か”という人類の根源的な問いに挑む、壮大なテーマを持っています。

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“鳥の言葉がわかる”とはどういうこと?

「僕には鳥の言葉がわかる」——これは鈴木俊貴さんが出版した著書のタイトルであり、
彼の研究を象徴するフレーズでもあります。

とはいえ、鈴木さんが「鳥と直接会話できる」という意味ではありません。

彼の言う“わかる”とは、鳥たちがどんな意図で鳴いているのかを科学的に理解することを指しています。

たとえば、シジュウカラが「ピーツピ」と鳴くとき、それは“仲間への合図”。

一方で「ヂヂヂヂ」と鳴けば“天敵が近くにいる”という警告。

さらにこれらの鳴き声を順番を変えて組み合わせると、まったく異なる意味になることがわかっています。

この研究成果は、人間の言語にある“語順”や“文法”に近い構造を示すものとして、
世界中の研究者たちから高い評価を受けました。

鈴木さんは、こうした成果を通じて、

「言葉は人間だけの特別なものではなく、動物たちの世界にも“意味のある声”が存在する」と語っています。

鈴木俊貴さんが言う“鳥の言葉がわかる”とは、
ただの比喩ではなく、科学と感性の両方で命の声を聴こうとする姿勢のことなのです。

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鈴木俊貴さんのこれまでの経歴

鈴木俊貴(すずき としたか)さんは、1983年に東京都で生まれ、幼いころから生き物や自然が好きで、鳥のさえずりに耳を傾ける少年だったといいます。

高校は私立桐朋高等学校を卒業し、大学は東邦大学理学部生物学科へ進学。

ここで動物の行動や生態について学び、研究の基礎を築きます。

その後、立教大学大学院理学研究科に進み、博士(理学)の学位を取得。

大学院時代からシジュウカラの鳴き声を研究テーマとし、野外での観察と録音を重ねながら、鳴き声が持つ「文法的構造」を明らかにしていきました。

博士号取得後は、日本学術振興会の特別研究員として国内外で研究を続け、京都大学生態学研究センター総合研究大学院大学など、複数の研究機関で動物言語学の基礎を築きます。

その実績が評価され、2018年に東京大学大学院総合文化研究科 助教に就任。

さらに2019年には京都大学の「白眉センター」に所属し、若手研究者として国際的にも注目を集める存在となりました。

そして2023年東京大学先端科学技術研究センター 准教授に着任し、自身の研究室「鈴木研究室(動物言語学分野)」を立ち上げ、現在は世界でも珍しい“動物言語学”を専門とするチームを率いています。

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まとめ

鳥の鳴き声に“文法”を見出した東大准教授・鈴木俊貴さん。

鈴木さんが『徹子の部屋』に出演した際には、「鳥と会話できる教授」として多くの視聴者が驚いたことでしょう。

一見ユニークに聞こえる研究ですが、その背景には「言葉とは何か」という根本的な問いがあります。

難しいテーマを、わかりやすく伝える鈴木さんの姿勢は、研究者という枠を超えて多くの人の興味を引きつけています。

今後の研究が、動物と人間の“コミュニケーション”をどう変えていくのか、注目が集まります。

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