花火といえば「夏」のイメージが強いですが、実は秋にも多くの花火大会が開催されていることをご存じでしょうか。
澄んだ空気の中で打ち上がる秋花火は、夏よりも一段と鮮やかに夜空を彩ります。さらに10月は、混雑が比較的落ち着いていて、快適に観覧できるのも魅力です。
この記事では、2025年10月に関東圏で開催される主な花火大会を、日程順にわかりやすくまとめました。
大規模大会から、地域密着型の小規模イベントまで、それぞれの見どころやアクセス情報もあわせて紹介します。
秋の夜長を彩る花火を、ぜひ予定に加えてみてください。
2025年10月 関東圏の花火大会まとめ
花火大会といえば夏の風物詩というイメージがありますが、実は秋にも多くの花火大会が開催されています。
特に関東圏では、10月に入ってからも大規模な花火大会から地域密着型のイベントまで幅広く楽しめます。
秋は空気が澄んでいるため、夏よりも花火の色がくっきりと見え、夜空に映えるのが特徴です。
また、夏に比べて混雑が落ち着いているのも魅力のひとつ。
のんびりと花火を眺めたい方にとって、10月の花火大会はまさにおすすめのイベントです。
10月4日(土) 世田谷区たまがわ花火大会
秋の花火大会として毎年人気を集めているのが、世田谷区で開催される「世田谷区たまがわ花火大会」です。
会場は多摩川河川敷(世田谷区立二子玉川緑地運動場付近)で、東京都と神奈川県の県境を流れる多摩川を舞台に約6,000発もの花火が打ち上げられます。
この花火大会の魅力は、二子玉川の街並みと多摩川の自然を背景にしたダイナミックな演出。
スターマインや仕掛け花火が次々と夜空を彩り、川面に映る光の反射も見どころのひとつです。
家族連れやカップルはもちろん、都心からのアクセスが良いこともあり、多くの観客で賑わいます。
アクセスは東急田園都市線・大井町線の「二子玉川駅」から徒歩圏内。
駅周辺には商業施設や飲食店も多く、花火鑑賞前後の食事にも困りません。
ただし例年混雑するため、時間に余裕を持って出かけるのがおすすめです。
10月4日(土) 川崎市制記念 多摩川花火大会
「川崎市制記念 多摩川花火大会」は、川崎市の市制記念行事として毎年開催される人気イベントです。
会場は多摩川河川敷(川崎側・多摩川緑地周辺)で、世田谷区たまがわ花火大会と同日・同時間帯に打ち上げられます。
両大会を合わせると約12,000発が夜空を彩り、多摩川両岸から壮大な花火を楽しむことができます。
見どころは、音楽とシンクロした華やかな演出や、大迫力のスターマイン。
川崎駅や武蔵小杉駅からアクセスできる点も魅力で、家族連れやカップルに人気があります。
ただし、世田谷側と同様に大変混雑するため、時間に余裕をもって向かうのがおすすめです。
最新の開催情報や中止の有無については、川崎市の公式サイトで随時更新されます。
出かける前に必ずチェックしておきましょう。
10月5日(日) よこすか開国花火大会
横須賀の秋の風物詩として知られる「よこすか開国花火大会」は、横須賀港の海上を舞台にした大規模な花火イベントです。
横須賀の街並みや海上自衛隊の艦船を背景に、迫力ある花火が夜空に咲き誇ります。
例年多くの来場者が訪れ、港町ならではの雰囲気と海上花火のスケール感を同時に楽しめるのが魅力です。
打ち上げは港に広がる夜景とともに見られるため、観覧場所によっては水面に映る花火の美しいリフレクションも堪能できます。
家族連れやカップルだけでなく、写真愛好家にも人気の大会です。
アクセスは京急線「横須賀中央駅」から徒歩約20分、またはJR横須賀線「横須賀駅」から徒歩圏内。
観覧場所が広いものの混雑は必至なので、早めに到着するのがおすすめです。
10月11日(土) 横浜ナイトフラワーズ
横浜の夜を彩る新しいスタイルの花火イベントが「横浜ナイトフラワーズ」です。
打ち上げ数は約150発と比較的小規模ですが、ただ花火を上げるだけでなく、音楽やライトアップと組み合わせた幻想的な演出が楽しめます。
規模の大きな大会とは違った、落ち着いた雰囲気で鑑賞できるのが特徴です。
横浜の街並みを背景に、アートのようにデザインされた花火が夜空を照らし出します。混雑も大規模大会に比べれば緩やかで、ゆったりと楽しみたい方や、家族・カップルでのお出かけにおすすめです。
アクセスはみなとみらい線「みなとみらい駅」または「馬車道駅」から徒歩圏内。
横浜観光と合わせて楽しめるのも大きな魅力です。
10月18日(土) ふじさわ江の島花火大会
湘南エリアの秋の名物イベントといえば「ふじさわ江の島花火大会」。
藤沢市片瀬海岸西浜を会場に、約1,000発の花火が秋の夜空と湘南の海を鮮やかに彩ります。夏の賑やかさとは違い、秋の澄んだ空気の中で見る花火は格別。
江の島を背景にした景観も加わり、写真映えするスポットとしても人気です。
規模は大規模大会ほどではありませんが、江の島や片瀬海岸のロケーションと相まって、湘南らしい開放感を味わえるのが魅力。
カップルや観光客だけでなく、地元の方々にも親しまれているイベントです。
アクセスは小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」から徒歩約5分、江ノ電「江ノ島駅」から徒歩約10分と利便性も良好。
ただし週末開催ということもあり、道路や鉄道は混雑が予想されます。余裕を持ったスケジュールで訪れるのがおすすめです。
10月25日(土) 横浜ナイトフラワーズ(第2回)
10月11日に続き、再び開催されるのが「横浜ナイトフラワーズ」
同じ10月に2回実施されるのは珍しく、日程が合わなかった方にとってはリベンジのチャンスとなります。
演出は同じく約150発と小規模ながらも、横浜の街並みや港を背景にしたアート感覚の花火が楽しめます。
2回目の開催ということで混雑はやや落ち着く傾向があり、落ち着いた雰囲気の中で花火を堪能したい方にもぴったり。
秋の横浜観光と組み合わせれば、一層思い出深い一日になるでしょう。
アクセスはみなとみらい線「みなとみらい駅」や「馬車道駅」から徒歩圏内。観光スポットも近く、デートや家族のお出かけにも最適です。
秋花火を楽しむためのポイント
10月に開催される花火大会は、夏のそれとは違った魅力があります。
ただし秋ならではの注意点や準備もあるので、快適に楽しむためのポイントをまとめておきます。
防寒対策を忘れずに
10月の夜は一気に冷え込むことがあります。
特に河川敷や海辺は風が強いため、体感温度が下がりやすいです。
薄手のジャケットやストール、ブランケットを持参すると安心。
地面に座る場合はレジャーシートに加えて厚手の敷物があると快適です。
混雑対策を意識する
有名な大会は秋でも混雑します。
会場周辺の道路や駅が混み合うため、時間に余裕を持って行動しましょう。
人気の観覧場所を確保したい場合は、開始1〜2時間前の到着がおすすめです。
有料観覧席が設けられている大会なら、チケットを事前購入しておくと安心です。
アクセス方法を確認しておく
公共交通機関を利用するのが基本ですが、帰りの電車は混雑必至。
帰りの時刻表や臨時便の情報を事前に調べておくとスムーズです。
車で行く場合は駐車場が限られるため、最寄り駅からのアクセスをメインに考えると良いでしょう。
雨天・中止情報をチェック
花火大会は天候に大きく左右されます。
当日の開催可否は公式サイトやSNSで発表されることが多いので、必ず確認してから出かけましょう。
X(旧Twitter)やInstagramの公式アカウントは、リアルタイムで情報が更新されるため特におすすめです。
まとめ
2025年10月の関東圏では、世田谷区や川崎の大規模な多摩川花火大会をはじめ、横須賀や江の島など海辺の花火、そして横浜ナイトフラワーズのような小規模ながら演出に凝ったイベントまで、バリエーション豊かな花火大会が開催されます。
日時 | 花火大会名 | 開催地 | 打ち上げ数など / 見どころ | 備考 |
---|---|---|---|---|
10月4日(土) | 第47回 世田谷区たまがわ花火大会 | 東京都 世田谷区・川崎市(多摩川:区立二子玉川緑地運動場付近) | 約6,000発。多摩川の両岸から見える花火で、秋の夜空に映える景色。(花火大会2025 – ウォーカープラス) | 開催時間 18:00〜19:00。無料観覧。(花火大会2025 – ウォーカープラス) |
10月4日(土) | 第84回 川崎市制記念 多摩川花火大会 | 神奈川県 川崎市 | 約6,000発。世田谷区たまがわ花火大会と同日・多摩川沿い。(ウェザーニュース) | “たまがわ花火大会”系と近接・時間も重なる可能性あり。アクセス等要注意。 |
10月5日(日) | よこすか開国花火大会 2025 | 神奈川県 横須賀市 | 規模が中位〜大の花火大会。(ウェザーニュース) | 日曜日ということで混雑予想。早めに場所を確保するのがおすすめ。 |
10月11日(土) | 横浜ナイトフラワーズ 2025 | 神奈川県 横浜市 | 打ち上げ数:150発。比較的小規模でライトアップ・演出重視のイベント。(ウェザーニュース) | 少し趣向を凝らした“夜のお祭り”的な雰囲気があるようです。 |
10月18日(土) | 2025ふじさわ江の島花火大会 | 神奈川県 藤沢市・江の島 | 約1,000発。海岸・島景観をバックにした花火で、湘南エリアならではの風情が楽しめる。(ウェザーニュース) | 海風・潮風が強い日もあるので防寒対策なども考慮を。 |
10月25日(土) | 横浜ナイトフラワーズ 2025(2回目) | 神奈川県 横浜市 | 打ち上げ数:150発。上記11日とは別日での開催。(ウェザーニュース) | 規模小さめ、気軽に楽しみたい人向け。 |
「夏は忙しくて花火を見られなかった」「人混みを避けてゆったりと鑑賞したい」という方にとって、10月の花火大会は絶好のチャンスです。
ぜひお気に入りの大会を見つけて、秋の夜空に咲く特別な花火を楽しんでみてください。
コメント