幸福の科学学園とは?気になる学費や偏差値は?お祈りの授業も

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プロ野球のドラフトでソフトバンクが育成7位に指名した、
エミール・セラーノ・プレンサ選手


その出身校「幸福の科学学園」という名前を聞いて、
「宗教の学校なの?」「どんなところなの?」

と気になった人も多いのではないでしょうか。

ニュースをきっかけに検索が急増していますが、実は学費や偏差値、さらには“お祈りの授業”など、他の学校にはない特徴がたくさんあります。

この記事では、そんな「幸福の科学学園」の知られざる実態を調べてみました

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幸福の科学学園とは?

出展:幸福の科学学園施設紹介

幸福の科学学園は、宗教法人「幸福の科学」の教育理念に基づいて設立された私立の中高一貫校です。

栃木県那須町滋賀県に校舎があります。

那須本校は“全寮制”関西校は“通学も入寮も可能”という違いがあります。

学園の趣旨は「宗教教育を導入し精神性を高めつつ、実学(学力)も重視し『徳力と学力』を兼ね備えた人材を育てる」と説明されています。

信者でなくても入学可能ですが、宗教科の授業は必修で、毎日のお祈り等は原則参加と、学校側からの説明があります。

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幸福の科学学園の学費や寮費はどのくらい?

宗教法人という事で、費用も高いのでは・・・と気になるところですよね

那須校、関西校のそれぞれの費用と、他の宗教法人の学校と比較してみました

那須校(栃木県):学費・寮費の目安

費目年額目安備考
入学金・入寮費約30万円高校入学時の一括納入が想定される金額例
授業料・施設設備費等約60〜70万円月額例:授業料35,000円+設備資金15,000円として年換算
寮費(食費・光熱費込み想定)約66万円寮費月額例55,000円として年換算
年間合計目安約126万円+諸費用食費・副教材・行事費など別途加算の可能性あり

那須校は全寮制なので、入学金と入寮費を合わせた額を記載しています

関西校(滋賀県):学費・寮費の目安

費目年額目安備考
入学金20万円通学生・寮生共通初期費用の目安
入寮費(寮生の場合)10万円初年度のみの一括納入項目(寮生)
学費(授業料等)約60万円/年年額モデルとして公表されている金額例
寮費(寮生の場合)約60万円/年寮費・食費・光熱費込みモデルとして公表
年間合計目安(寮生)約120万円+初期費用寮生モデルの年間負担目安として位置づけ可能
年間合計目安(通学生)学費のみ+通学費・教材費等別途寮費がかからない分、負担はやや軽くなります

関西校は通学も選択可能なので、那須校よりは費用を抑えることができます

他の宗教系学園と比較

他の寮制度のある宗教系の高等学校と費用を比べてみましょう

学校名宗教母体寮制モデル年額(概算)備考
勧学例:天理高等学校(天理教系)天理教約90〜95万円/年授業料+寮費+食費を含むモデルケースより
勧学例:創価高校(創価学会系)創価学会約126万円/年(寮生モデル)学費・寮費・食費込みの公表モデルを参考
幸福の科学学園(那須・関西校)幸福の科学約120万円/年(寮生モデル)那須・関西校の寮生モデルをベースに算出

幸福の科学学園の那須校と関西校で比べてみると、通学が選べる関西校は通学生はその分費用は抑えられますが、寮生に至っては殆ど差はないようです。

他の宗教系の高等学校と比べると

創価高校は幸福の科学学園と同程度の費用となっています。

天理高等学校と比べると、幸福の科学学園の方が30万円程度高いようです

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幸福の科学学園の偏差値と入試の難易度

ニュースなどで話題になった幸福の科学学園。宗教法人「幸福の科学」が運営する学校ということで注目を集めていますが、実際の偏差値や入試の難易度はどのくらいなのでしょうか?
ここでは、栃木県の那須校と滋賀県の関西校それぞれの情報を詳しく紹介します。

出展:幸福の科学学園より

那須校(栃木県・那須町)の偏差値と入試の難易度

幸福の科学学園・那須校の偏差値は、複数の受験情報サイトによるとおよそ65〜69前後と、県内の私立高校の中では上位レベルに位置していて、「宗教系だから入りやすい」というわけではなく、学力重視の進学校としての一面を持っています。

中学校部も設置されていて、偏差値は50〜55程度が目安とされています。
中高一貫教育を通して、学力・人格ともにバランスを重視している点が特徴です。

入試は一般的な私立高校と同様に、筆記試験(国・数・英)+面接の形式で行われます。

また、学校説明会や推薦入試の制度もあり、いずれも宗教の信者であることは入学条件ではありません

栃木県内の他の私立校と比べても合格ラインは高めで、入試難易度は「やや難関」クラスに分類されるといえるでしょう。

関西校(滋賀県・大津市)の偏差値と入試の難易度

幸福の科学学園関西校の偏差値は、受験サイトによって60〜67程度とばらつきがあります。

滋賀県内の私立高校の中では中上位〜上位に位置しています。

関西校も基本的には一般入試+面接の形式です。

那須校と比べると、やや偏差値は落ちますが、偏差値60台という数値から見ても、一定の学力が求められる学校です。

那須校、関西校共に、宗教教育を取り入れながらも、大学進学の実績や学力面でも評価のある学校です。

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幸福の科学学園の進学実績・大学合格状況

幸福の科学学園は、「宗教法人が運営する学校」として注目されがちですが、実際には学力・進学実績の面でも一定の成果を挙げています。

那須校の進学実績

幸福の科学学園・那須校は、全寮制で学習環境が非常に整っていることもあり、国公立大学や有名私立大学への進学者を毎年輩出しています。

過去の合格実績には以下のような大学名が挙げられています。

  • 国公立:筑波大学、宇都宮大学、山形大学 など
  • 私立:早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、法政大学 など
  • 理系では東京理科大学や芝浦工業大学など

学校全体の規模を考えると、進学率の高さは全国の私立進学校に引けを取りません

また、幸福の科学が運営する大学ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)」への進学も一部に見られます。

ただし多くの生徒は、一般大学を志望して受験勉強に取り組んでいるようです。

関西校の進学実績

関西校も、設立から年数が浅いながら着実に進学実績を伸ばしている学校です。

進学先としては、

  • 関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学
  • 龍谷大学、京都産業大学、近畿大学 などの関西私大グループ
    を中心に、国公立大学を目指す生徒も一定数います。

また、指定校推薦枠や内部推薦制度も活用されていて、関東に比べて「地域密着型の進学」が特徴です。

学校としては「学力と人格の両立」を掲げていて、大学受験だけでなく、プレゼン力・探究学習・英語スピーチコンテストなど、学びの成果を社会で生かす力を育てる教育に重点を置いています。

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幸福の科学学園の寮生活とは

幸福の科学学園では、那須校・関西校のどちらも寮制度が整えられています。

那須校は全寮制、関西校は寮と通学の選択制となっています。

どちらの校舎でも、生徒は規則正しい生活と集団生活を通して、自立・責任・協調を学ぶことを目的としています。

出展:幸福の科学学園寄宿舎

那須校の寮生活

那須校は全寮制のため、生徒全員が学園敷地内の寮で共同生活を送ります。

生活リズムは厳格で、朝の清掃・お祈りから始まり、夜は自習・就寝までの時間が細かく管理されています。

掃除・洗濯・身の回りの整理整頓も生徒自身が行い「自分で生活を整える力」を育てることを重視しています。

教員や寮指導員が常駐していて、生活面と学習面の両方をサポートしています。

また、毎朝と夜にお祈りの時間が設けられていて、幸福の科学の教えに基づいた感謝や反省の時間を取るのが特徴です。

1日の時間割(例)

那須校を基準とした、幸福の科学学園の生徒の1日のスケジュール

時間帯内容説明
6:00〜6:30起床・清掃寮内の掃除を行い、身支度を整える
6:30〜7:00朝のお祈り経典『正心法語』を唱え、感謝と祈りの時間を持つ
7:00〜7:30朝食カフェテリアで栄養バランスの取れた食事
8:00〜15:30授業通常授業。英数国理社の主要教科+宗教科など
15:30〜17:00部活動・クラブ活動野球部・吹奏楽部・書道部など多彩な部活が活動
17:30〜18:30夕食全員で食事。日直が食前の挨拶・感謝を担当
19:00〜21:00夜学習(自習時間)「聖黙の時間」と呼ばれ、静寂の中で集中学習
21:00〜21:30夜のお祈り一日の反省と感謝の祈りを行う
22:00消灯寮内完全消灯。スマホ・PCも使用禁止

関西校の寮生活

関西校では「立志館」と呼ばれる男子寮・女子寮があり、生徒の希望に応じて入寮または通学を選択できます。

寮には寮監長・寮母・宗教生活指導講師が常駐していて、24時間体制で生徒の生活を見守ります。

防犯カメラやカードキー付きドアなど安全対策も徹底され、門限やスマートフォンの使用制限も明確に決められています。(例:中学生はスマホ原則禁止、高校生は機能制限付きのみ可)

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お祈りや宗教の授業もある?

出展:幸福の科学学園祈りとともに

幸福の科学学園では、教科としての「宗教」が設定されており、日々の“お祈り”が生活リズムに組み込まれているのが大きな特徴です。

入学自体は信者に限られませんが、在学中は宗教科の履修や行事・お祈りへの原則参加が前提になります。

お祈りは、朝礼と合わせた“朝の祈り”と、寮生は夜の自習・就寝前に“夜の祈り”を置く流れが一般的のようです。

宗教科では、信仰・倫理・自己省察(反省)・利他の精神などをテーマに、テキストの読解やスピーチ、日常の実践を通して人格形成に重心を置きます。

お祈りや宗教科での科目の目的は“信仰の押し付けではなく生活を整え、人としての基礎力を鍛えることだそうです。

スポーツでも注目!外国人留学生も在籍

幸福の科学学園は、宗教法人「幸福の科学」が運営する学校として知られていますが、外国人留学生の受け入れにも積極的な学校でもあります。

スポーツの分野では特に野球部が注目されますが、実際にはそれだけでなく、学業や文化交流を目的とした留学生も受け入れていることが分かっています。

近年話題となったのは、ドミニカ共和国出身の留学生でソフトバンクから育成7位で指名されたエミール・セラーノ・プレンサ選手です。

スポーツ留学だけでなく、インドからの中学生留学生4名が来校し、英語の授業や美術の授業に参加したという報告もあります。

彼らの留学を受け入れる目的は、宗教や国境を越えて、生徒同士が学び合う交流が目的の一つのようです。

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まとめ

これまであまり知られてこなかった幸福の科学学園

しかし、2025年のドラフト会議でエミール・セラーノ・プレンサ選手がソフトバンクから育成7位で指名されたことで、

「宗教団体・幸福の科学が運営する学校があるの?」と、多くの人が初めてその存在を知るきっかけとなりました。

調べてみると、幸福の科学学園は信者でなくても入学できる私立の中高一貫校で、
全寮制の厳しい生活の中で学力や人格を磨く「進学校」という一面を持っています。

実際に国立大学や有名私立大学への進学実績もあり、
宗教教育だけでなく、一般教養・学問・スポーツに力を入れている学校です。

今回のドラフト指名をきっかけに、幸福の科学学園が今後さらに注目を集めていくことになりそうです。

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