台風14号が7月14日(月)に関東に接近し、朝から昼頃にかけて強い雨風が予想されます。
通勤・通学の交通機関に幅広く影響が及ぶ可能性があり、「いつ家を出るべき?」「備えは十分?」と不安な方も多いはず。
月曜日に接近する台風に備えて、どんな情報をチェックすればよいかについてまとめました!
台風5号「ナーリー」の進路予想と影響

7月12日の気象協会の発表では、小笠原諸島付近で発生した熱帯低気圧が、今後24時間以内に台風に発達するとされていて、週明け14日(月)には関東に接近する見込みです。
米軍JTWCの見解でも、関東接近を示しており、最大瞬間風速は午後〜夜にかけて35 m/s超の可能性があります。
気象庁の最新実況(7/13 9時)では:
- 父島の南約130 kmを北速15 km/hで移動
- 中心気圧998 hPa、最大風速18 m/s、瞬間最大25 m/s
- 南東280 km、北西110 kmで風速15 m/s以上の強風域が広がっている状態です
関東の「朝〜昼」に要注意!影響タイムライン
時間帯 | 想定される状況 |
---|---|
7/14 朝(6~9時) | 強風域(風速15 m/s程度)が関東沿岸に到達。雨も本格化し、傘が壊れやすくなります 。 |
7/14 午前中(9~12時) | 暴風域(25 m/s以上)に入る地域もあり、通勤・通学への影響が一気に顕在化します 。 |
7/14 昼〜夕方 | 台風の中心は沖に抜けつつありますが、依然強い雨風が残るため外出には注意を 。 |
7/14 夜以降 | 関東を離れた後も、電車の遅延や道路の冠水など“後片付け的影響”が残ります 。 |
関東各地の通勤・交通への影響
現在(7月13日時点)で、7月14日(月)に関東圏のJR・私鉄・地下鉄で「計画運休」が予定されているという公式アナウンスは確認できません。
電車・バスの運休・遅延(JR、私鉄、地下鉄)
- JR在来線・私鉄・地下鉄:過去の台風接近時には、山手線や中央線、私鉄各線で運休・大幅遅延の可能性が高まりました。特に通勤ラッシュ時間帯には運行を見合わせるケースも予想されます
- 新幹線:東海道・東北・上越・山形新幹線などでは、計画運休や区間運転見合わせ、中止の可能性もあるため、東京駅発着路線を利用する場合は早めの確認が必要です
✅対策ポイント
- 出発前にJR東日本や各私鉄の公式遅延・運休情報をチェック。
- 通勤通学時間(6〜9時)に特に注意。
🛣高速道路・幹線道路の通行止め・渋滞リスク
- 台風が接近する14日朝~昼にかけて、首都高速や東名・関越などの通行止めや渋滞が発生しやすくなります。
- 幹線道路沿いの冠水や倒木の可能性もあり、迂回ルートの確認が重要です。
✅対策ポイント
可能であれば徒歩や公共交通機関の検討も。
NEXCO(東日本・中日本)や道路交通情報センターの情報をこまめに確認。
✈空の交通(羽田・成田)の影響
- 羽田・成田発着便は、台風接近当日の朝〜昼にかけて、遅延や欠航が発生する可能性が高いです
- ANA・JALでは過去に、当日〜前日段階で多数の欠航便(数百便規模)が発生しています 。
✅対策ポイント
- フライト前に航空会社公式サイトまたは空港の運航案内ページで最新状況を確認。
- 欠航対象の場合は、代替便への振替や払い戻し対応が可能です
台風に備えるべき5つのチェックリスト
月曜の台風接近に備えて、特に「天気に詳しくない」「普段は防災に慣れていない」方向けに、誰でもできる✔️5つの簡単チェックリストを作りました!
1️⃣ 家の外を安全にする(飛ばされそうな物を固定・移動)
- ベランダの植木鉢、物干し竿、ゴミ箱など、大風で飛んで他人の家や車に被害を与えるものは屋内に取り込むか固定しましょう。
- 風速25 m/sを超えると、小さなものでも竿のように飛ぶ可能性があります
2️⃣ 窓や排水設備の確認・補強
- 窓ガラスにヒビが入っていないか、サッシのすき間にタオルや養生テープを詰めて雨の吹き込みを防止。
- 雨どいや排水溝のゴミ詰まりを取り除いて浸水リスクを減らすのも重要です
3️⃣ 非常用品の準備(水・食料・懐中電灯など)
- 水:飲料・生活用を合わせて1人1日約3 ℓを3〜7日分用意。ペットボトルが便利です
- 食料:缶詰やレトルト、板チョコなど、加熱不要で普段から食べ慣れているものを備蓄
- ライト・電池・充電器:懐中電灯、ヘッドライト、モバイルバッテリー、電池類のチェックをお忘れなく
4️⃣ 避難ルート・情報入手方法の確認
- ハザードマップで家や通勤経路の浸水・土砂リスクを確認し、避難できる経路・場所を家族で話し合う
- 情報取得手段として、気象庁・自治体・防災アプリ、ラジオやテレビなど複数ルートで速報を受け取れるように
5️⃣ 停電・断水に備える(日常と非常の両方を準備)
- 浴槽に水をためておき、断水時のトイレ用・生活用水への備えを。
- 停電時のために、LEDランタン・懐中電灯・乾電池・携帯式充電器を使える状態にしておく
過去の7月台風との比較:今回の台風14号はどれくらい警戒すべき?
過去の7月台風との比較してみましょう
📊 過去7月台風と今回の比較まとめ
台風名 / 年 | 関東到達形態 | 降水量・風速目安 | 関東での主な影響 |
---|---|---|---|
ハロラ(2015年) | 離れた通過 | 最大155 km/h、豪雨 | 雨風で交通障害や冠水 |
ノルー(2017年) | 九州上陸 → 関東雨雲 | 500 mm/24h級の大雨 | 河川氾濫、倒木、農作物被害 |
雲雀(2018年) | 直撃寸前?通過 | 空港混乱・15万戸停電 | 停電、交通マヒ、都市被害 |
今回14号予定 | 関東直撃or接近見込み | 強風域・暴風域通過の想定 | 停電リスク、交通混乱、冠水など注意 |
✅ 今回14号の備えるポイント
- 短時間の豪雨・突風:ノルー級の雨が数時間で降る可能性アリ
- 都市部の社会インフラ弱体化:雲雀級の被害、停電・交通混乱にも注意
- 離れて通過しても油断禁止:ハロラのように中心から離れても、関東で雨・風の影響が大きいことも
週末に対策を取って、月曜日に備えよう
関東では7月14日(月)に台風14号が接近し、朝から昼にかけて強い雨風が予想されます。
電車やバス、道路、飛行機などの交通機関に影響があり、停電や断水のリスクもあります。
このため、以下の3つを今日までに確認・準備するのが安心です
- 🔍 最新の台風進路・時間帯をチェック(午前中の最接近に注意)
- 🚇 通勤通学の交通情報を事前に確認&余裕をもって計画
- 🏠 家や非常用品の準備を完了(窓・排水・避難ルートなど)
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