元ジャンポケ斉藤慎二が在宅起訴…示談不成立で迎える裁判、今後どうなる?

アフィリエイト広告を利用しています

ニュース

お笑いトリオ「ジャングルポケット」の元メンバー・斉藤慎二さんが、不同意性交等罪などの容疑在宅起訴されました。

昨年のロケバス内で起きたとされる事件をめぐり、示談は成立せず、裁判が行われる見通しです。

有罪となった場合、どのような処分が下されるのか?芸能人の“在宅起訴”とは何を意味するのか?

斎藤慎二さんの今後について、解説します

スポンサーリンク


1. 斉藤慎二さんが在宅起訴に―事件の概要とこれまでの経緯

出典:YAHOO!ニュース

斉藤慎二さんは、今回の事件で「不同意性交等罪」と「不同意わいせつ罪」という、2つの罪で起訴されています。

最初にわいせつな行為を行い、その後に性交に及んだとされるため、一連の流れの中で両方の罪が成立すると判断された形です。

2024年3月26日、元ジャングルポケットの斉藤慎二さんが、不同意性交等罪および不同意わいせつ罪で東京地検により在宅起訴されました。

事件は2023年7月、東京都新宿区に停車していたロケバスの中で起きたとされ、被害者は20代の女性。

報道によれば、斉藤さんはロケバス内で女性にわいせつな行為を行い、その後、同意のない性交に及んだとされています。

在宅起訴とは、逮捕・勾留されることなく、被疑者が自宅などで通常の生活を送りながら起訴されることを意味します

事件発覚後、斉藤慎二さんは所属事務所である吉本興業との契約を解除され、長年活動してきたお笑いトリオジャングルポケットからも脱退しました。

これにより、芸能活動は全面的に停止され、出演していたテレビ番組やCMも差し替えや放送中止などの対応が取られました。

芸能界からの事実上の引退状態となり、本人や関係者への影響は計り知れないものとなっています。

2. 示談はなぜ成立しなかったのか?被害者側の声とその背景

斉藤さん側は、起訴前に被害女性との示談交渉を試みたものの、成立には至りませんでした。

報道によると、被害者は「許すことは絶対にできません」と強く処罰を望んでおり、心身の傷が癒えていないことも背景にあります。

また、斉藤さんの妻・瀬戸サオリさんがSNSで「夫は無実」と受け取れる発言をしたことが、被害者側の心情を害した可能性も指摘されています。

なお、このような性犯罪に関わる事件での示談は、被害者と直接ではなく、加害者側の弁護士を通して行われるのが一般的です。

これは、被害者のプライバシー保護や精神的負担を軽減するためでもあり、検察官を介して連絡が取られ、被害者の同意があった場合にのみ交渉が進められます。

示談の内容には、謝罪文の提出や慰謝料の支払いが含まれ、被害者が処罰を望まない旨(宥恕)を示せば、検察や裁判所の判断にも一定の影響を与えることがあります。

しかし、今回のケースでは被害者の処罰感情が非常に強く、こうした交渉が成立しにくい状況だったとみられます。

また、示談は単なる金銭的やり取りではなく、加害者側の真摯な反省や誠意ある対応が大きく問われる場面でもあります。

3. 不同意性交罪・不同意わいせつ罪とは?その違いと刑罰

今回の事件では、斉藤慎二さんに「不同意わいせつ罪」と「不同意性交等罪」の両方が適用されており、2つの罪で起訴されています。

これは、最初にわいせつな行為(キスや体を触るなど)を行い、その後に性交に至ったと検察が主張しているためです。

同じ一連の流れの中であっても、行為の内容が異なれば複数の罪が成立することがあり、このような起訴の仕方は珍しくありません。

不同意性交等罪は、被害者の同意なしに性交等の行為を行った場合に適用される罪で、法定刑は5年以上20年以下の拘禁刑です。

一方、不同意わいせつ罪は、同意なくわいせつな行為(性交未満)を行った場合に適用され、法定刑は6か月以上10年以下の拘禁刑となっています。

どちらの罪も罰金刑はなく、有罪となった場合は拘禁刑が科される可能性が高いとされています。

2つの罪には、対象となる行為の内容や法定刑の重さに明確な違いがあります。

違いのまとめ

罪名内容具体的な行為例法定刑
不同意性交等罪暴行・脅迫・または心神喪失・抗拒不能などを利用して、同意なく性交・類似行為を行う性交・口腔性交・肛門性交など(いわゆる性的侵襲行為)5年以上20年以下の拘禁刑(罰金刑なし)
不同意わいせつ罪暴行・脅迫・心神喪失等を利用し、同意なくわいせつ行為をする(性交には至らない)キス、胸や下半身を触る、服の中に手を入れる、下着を脱がせるなど6か月以上10年以下の拘禁刑(罰金刑なし)

4. 斉藤慎二さんの裁判はいつ?今後のスケジュールと流れ

起訴後、通常は1〜2か月以内に初公判が開かれるため、斉藤さんの裁判は早ければ5月頃に始まると見られます。

裁判ではまず、本人確認と起訴内容の確認が行われます。

その後は証拠調べ手続きに入り、検察官・弁護人の双方が証拠や証人を提出し、それに基づいた尋問が行われます。

場合によっては、被害者や関係者が証人として出廷する可能性もあります。

証拠調べの後には、検察側の論告(求刑)と弁護側の最終弁論が行われ、最後に被告人本人が最終意見陳述を行います。

そして、裁判官がそれらを踏まえたうえで判決を言い渡します。

なお、現時点では斉藤さんが罪を認めているのか、それとも無罪を主張するのか明らかにされていません

ただし、報道によれば斉藤さんは「軽率な行動だった」と反省の意を示しつつも、当該行為については「双方の同意があった」と主張しているとされています。

そのため、裁判では同意の有無が大きな争点になる可能性があります。

今後の公判で、どのような主張を展開するのかにも注目が集まります。

芸能人としての影響も大きいため、裁判の行方は世間的にも大きな関心を集めることになるでしょう。

今後の活動にも深刻な影響を及ぼす可能性があります。

テレビ番組や広告出演の機会が失われるだけでなく、スポンサー契約の打ち切りやメディア露出の制限など、さまざまな形で社会的制裁を受ける可能性があります。

また、社会的信用の失墜により、芸能界以外の道へ復帰することも容易ではなくなるかもしれません。

5. 裁判で有罪となった場合、斉藤慎二さんはどうなる?

もし裁判で有罪となった場合、斉藤さんには拘禁刑(実刑または執行猶予付き)が科されます。

不同意性交等罪が含まれるため、実刑となる可能性も十分にあります。

実刑判決の場合、斉藤さんはその場で身柄を拘束され、拘置所を経て刑務所に収監される流れになります。

裁判官が判決を言い渡したタイミングで、そのまま法廷から退廷することなく身柄拘束となるケースが多く、在宅起訴だったとしても一気に自由を失う状況に変わることになります。

一方で、執行猶予付き判決となった場合は、刑の言い渡し後もそのまま自宅で生活を続けることが可能です。

ただし執行猶予期間中に再犯などをすれば、今回の刑と併せて実刑が下され、収監されることになります。

また、有罪判決が出た場合は、刑事罰とは別に“前科”として記録が残ります

これは芸能人としての活動や社会復帰においても大きな影響を及ぼす要素です。

芸能界での活動再開は困難になるほか、スポンサーやテレビ局からの起用も敬遠される傾向が強くなります。

また、一般企業への就職や転職においても、前科があることは採用判断に影響を及ぼす可能性が高く、社会復帰への道のりは険しいものになります。

たとえ執行猶予付きであっても、「刑の言い渡しを受けた」という事実は公的記録として残り、日常生活のさまざまな場面で不利益を被ることがあるでしょう。

不同意性交罪で起訴された芸能人は復帰できるか?

不同意性交罪や不同意わいせつ罪で起訴された芸能人が、後に芸能界に復帰したケースは極めてまれです。

出典:SponichiAnnex

たとえば、俳優の新井浩文さんは2019年に強制性交等罪で起訴・有罪判決を受けた後、芸能活動を停止し、現在まで復帰していません

また、元TOKIOの山口達也さんも2018年に強制わいせつ容疑で書類送検され、芸能界を離れたままです。

このように、性犯罪に関わる起訴や有罪判決を受けた芸能人が芸能界に復帰することは、社会的な風当たりの強さもあり、非常に難しいのが現実です。

今後、斉藤さんがどのように社会的責任を果たしていくのか、そして法廷でどのような主張を行うのかも注目されるところです。

6. 執行猶予はつくのか?判断を分けるポイントとは

執行猶予の有無は、被害者との示談の有無、初犯かどうか、反省の態度、社会的制裁の有無などが判断材料になります。

執行猶予が付きやすいケース

  • 初犯である
  • 示談が成立している
  • 反省の態度が明確
  • 社会的制裁をすでに受けている(事務所解雇など)

実刑になりやすいケース

  • 示談が成立していない
  • 被害者が処罰を強く望んでいる
  • 被告が罪を否認している
  • 犯行が悪質である

類似の過去判例

  • 執行猶予付き判決の例:20代男性が酒席で知り合った女性にわいせつ行為を行った事件では、示談が成立し、深く反省していたことから「懲役2年・執行猶予3年」の判決が下されました。
  • 実刑判決の例:タクシーで泥酔女性を連れ込んで性交に及んだ30代男性には、被害者が強く処罰を求めたことや悪質性が考慮され、懲役6年の実刑が言い渡されました。

このように、同じような罪名でも、被害者の意向や事件の状況によって量刑は大きく変わります。

スポンサーリンク

7. まとめ:注目される裁判の行方と、斉藤慎二さんの“これから”

芸能人の在宅起訴という異例のケースに、多くの注目が集まっています。 今後の裁判の進行とともに、斉藤さんの社会的な立ち位置や再起の道についても注視されることでしょう。

引き続き、事件の経過と裁判の行方を見守っていきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました