ディズニープラス独占配信などのドラマやアニメもあり
ディズニープラスに加入している人は多いですよね
しかし、ディズニープラスに加入した事があると
解約後でも、永久的にディズニーで何があろうと
訴える事ができない可能性があるそうなんです!!
この記事では、事件の内容と、ディズニーの対応、その後について調べています
ディズニー・リゾート内でアレルギー症状で死亡事故
ニューヨーク在住の女医・カノクポーン・タンスアンさん(42歳)は
2023年10月5日

ディズニー・スプリングスのラグラン・ロード・アイリッシュ・パブ&レストランでっ家族と食事をした後、アレルギーによる強いアナフィラキシーショック症状を起こし
持ち歩いていたアナフィラキシー対策のエピペンを投与するも、搬送先の病院で死亡が確認されました

亡くなったカノクポーン・タンスアンさんの家族は
ウエイターにアレルギーに対して質問し、シェフに確認
アレルギー物質が含まれていない事を保証されたと主張しています
ウォルト・ディズニー・パークス&リゾーツに対し不法死亡訴訟を起こす
亡くなったカノクポーン・タンスアンさんの夫・ジェフリー・ピッコロさんは
スタッフに食物アレルギーについて適切な教育を行わなかったとして
フロリダ州で不法死亡訴訟をおこしました
ディズニー側の主張は訴えは無効
ジェフリー・ピッコロさんの訴えに対し、ディズニー側が主張したのは
ピッコロさんが2019年11月にディズニープラスのストリーミングサービスにアカウントを作成した際に同意した利用規約により

ディズニーを公開の裁判で訴える権利を自ら放棄しているため、訴えは無効である
と主張しました
同意した利用規約とは
ディズニープラス登録時に
“ディズニープラスの利用規約に合意して続ける”
をクリックすると“ディズニー利用規約”にも合意が成立したことになり
その“ディズニー利用規約”には
- ディズニー社および関連会社、子会社を相手とした集団訴訟に参加する権利の放棄
- 公開の陪審員裁判を受ける権利の放棄
- 少額裁判を除き争いはディズニーが指定した仲裁サービスを通じた裁判外紛争解決手続で処理する
といった項目も含まれていて
カノクポーン・タンスアンさんの死亡事故に関しての訴訟は取り下げを求めるというのが
ディズニー側の主張でした
さらには、ディズニー・プラスの契約に加えて、ディズニー・リゾートを訪れる前のチケット購入の為のウェブサイト及び、アプリの利用規約にも合意している事から
カノクポーン・タンスアンさんの死亡事故に対してディズニーを裁判で訴える事は出来ないとも主張しました
ディズニー側の裁判無効に対し、夫・ピッコロさんの主張
ディズニー側が主張してきた裁判無効の主張に対し
ピッコロさん側は
- ディズニープラスは無料体験で登録し、すでに解約済みである
- ディズニーのあらゆる関連会社等に永久的に訴訟が起こせなくなる事は、米国で認められた通常の裁判を受ける権利を放棄した事になる
このことを理由に“裁判の無効”の主張は論外である
と強く非難しました
この事件が広く報道された事により、ディズニー側は態度を一変し、裁判の継続を受け入れました
主張を変えたディズニー側の方向性は
ディズニーエクスペリエンスの会長・ジョシュ・ダマロ氏は
『ディズニーでは、人間性を何よりも優先するよう努めている』
『痛ましい喪失を経験した家族のために、迅速に解決するために私たちはこの問題を法廷で進める事にしました』
と、寄り添う姿勢を示すようになりました
夫のピッコロ氏は
精神的苦痛・葬儀費用・医療費・収入損失に対してディズニーに
5万ドル以上(日本円で約800万円)の賠償を求めています
カノクポーン・タンスアンさんがアレルギー症状を発症した原因は
カノクポーン・タンスアンさんは、乳製品とナッツに重度のアレルギーを持っていました
何度もウエイターにアレルギーフリーの料理について尋ね
ウエイターはシェフに確認しに行き
『ウエイターは、料理はアレルギーフリーであると明確に保証した』
と訴状にも書かれています
カノクポーン・タンスアンさんが注文したメニューは
- Sure I’m Frittered(もちろんフリッター)
- Scallop Forest(ホタテの森)
- The Shepherd Went Vegan(羊飼いはビーガンになった)
- Onion Rings(オニオンリング)
をアレルギーフリーであることをウエイターに何度も確認し、注文しました
しかし、オンラインで入手できるメニューの注意事項には
『交差汚染が発生する可能性があるため、私たちが用意する料理にグルテンやアレルギー物質がまったく含まれていないことを保証することはできません』
と書かれていました
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