レンタカー4年返却せず逮捕！車検は？保険は？延滞料金はいくら？

レンタカーを4年近く返却しなかったとして43歳の男が逮捕されました

延滞料金は？車検は？逮捕に4年もかかるの？

などなど、さまざまな疑問が生じますよね

逮捕に至るまでの事件概要

事件があったのは岐阜市にあるレンタカー会社

横領の疑いで逮捕されたのは香川県坂出市の運転手（自称）の43歳の男

警察の発表によると、逮捕された男は2020年4月、岐阜市のレンタカー会社から時価30万円相当の軽自動車を借りながら、4か月後の返却期限までに車を返さず、連絡も取れないとして、レンタカー会社から被害届が出されていました

岐阜県警は2024年6月12日、香川県内で男を逮捕し、男は容疑を認めているという事です

警察は、延滞料金がいくらになるのかについての問いには『分からない』と答えています

レンタカーの延滞料金は、軽自動車の場合、1時間あたり約800円～1500円程度です

ただし、店舗によっては、1時間の延滞でも半日分もしくは、1日分の延滞料を請求するところもあるようです

今回の事件で考えると、1時間あたりの延滞料金を少しやすく1000円とすると

4年×365日×24時間×1000円　＝　約3千500万程度

となります

軽自動車なら20台近く買えちゃいますね・・・

被害にあったレンタカー会社が、この金額を請求し回収できるかというと

おそらく逮捕された男性には、そんな資産を所持していないと思われるので、最悪、車が戻ってくるだけと思われます

日本には車検制度があり、基本的には2年毎に受けなければならない

レンタカーは軽自動車で時価総額30万という事は、新車とは考えにくいので、車検は2年、横領された軽自動車は4年たっているので、少なくとも1回は車検を受けなければならない

車検を受ける際、事前に

が必要なので、車検も受けず乗っていた事になります

保険には、自賠責保険・任意保険とあるが、車検を受けていない以上自賠責の更新をしているとは考えにくい

レンタカーを借りる際は、多くのレンタカー会社ではレンタカーの利用料に自動車保険の保険料が含まれている事が多い

しかし、補償内容は限定的で免責金額があり、保険の対象者は事前に申請した運転手のみで、他の人が運転した場合は保険料が支払なれない事がある

返却されないレンタカーに対して、会社が保険をどうしていたかは明かされていないが、無車検・無保険のまま乗り回していた可能性は高い

返却期限4カ月たっても返却されず、警察に被害届を提出

単純に計算すると、3年8カ月後に逮捕

ここで、多くの人が疑問に思ったことが

逮捕が遅い！！

という事でしょう

日本の主要道路には監視カメラやNシステムが設置されていて、自動車ナンバーや自動車情報が発見・追跡が容易にできます

Nシステムの主な役割は、手配車両の追跡や車検切れの車両を補足することです

Nシステムは通過したすべての車両を対象としていて、今回、発見に至るのに約4年もかかるなんてことは考えられません

軽自動車1台位では本腰を入れて捜査してくれないって事なのか・・・と警察に対して不信感も高まります

車検を受けていないであろう車なのに、約4年も放置されていた事が怖すぎます

今回の事件では、4年もレンタカーを返却せず、横領罪で逮捕された事件の、疑問を調べてみました

4年の間、横領した車を乗っていた等の報告はありませんが、事故をした等の報告もなく、無車検・無保険であろう車の被害にあった人が居ない事だけが幸いでしたね