京都市中京区の中学校で6月に行われた歯科検診で
校医の歯科医師が生徒の口腔内に触れたにも関わらず
手袋を交換せずに少なくとも50人以上を診査していた事が判明し
ニュースになりました
学校側は謝罪しましたが、この学校だけでなくそういった事案は多いようです
学校歯科医が行う歯科検診のガイドラインとは
学校の歯科検診では、ガイドラインが決められていて、必ずしも1人1人、手袋の交換の必要はないようです
ダブルミラー法(両手にミラーを持って生徒には触れない)という方法を行い、グローブの交換はしない方法が推奨されています
しかし、今回ニュースにもなった通り、口の中に触れてしまった場合には
グローブの交換をしなければなりません
医師には直接注意しずらいので校医を変更
看護師の方の体験談では
以前働いていた保育園での歯科検診の時に
高齢の園医が手袋を替えずに子供の口の中を見ていたようです
以前からそのように検診していたようで、保育園の園長が毎回、消毒液を園医の手にかけて対応していたようです
コロナが流行していた事もあり
この看護師の方が園長に掛け合い
園医を新しく手配し、デンタルミラーを使用し
直接口腔内に振れないよう
触れた場合、手袋を交換するという
ガイドラインに沿った方法で行うように掛け合い実現したようです
グローブを変えない理由
学校医がグローブを変えない事例は意外と多く
理由としては
- 回転率が悪くなる
- 費用がかさむ
などの理由があるようです
学校で歯科検診を行う意味
もともと、衛生的に不安に感じる保護者もいて
個人で歯科医院に検診にいくようにしたい
など要望をだしている保護者も最近はいるようですが
歯科検診には、虫歯等の早期発見の為の他に
- 子供の口腔内に無関心で歯医者に行かない親
- ネグレクトのような虐待児の発見
などの責務もあるようです
衛生管理の徹底を医師も見直す時期
コロナ等の感染症もあり、保護者も衛生に不安を感じる機会が増えています
学校で検診を行う際は、周りの先生や看護師が医師に意見する事を
ためらう事なく言えるような意識改革が必要な時かもしれません
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